SOMALI
あなたはどっち?石けん派 vs ボディソープ派
少しずつ涼しくなって、お風呂をゆっくり楽しむ季節になってきましたね。みなさんは普段からだを洗う時、石けん派でしょうか?ボディソープ派でしょうか?
こんにちは。くらしの丁度品店のおおもりです。
少しずつ涼しくなって、お風呂をゆっくり楽しむ季節になってきましたね。
つい先日、『きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018』が話題になっていましたが・・・みなさんは普段からだを洗う時、石けん派でしょうか?ボディソープ派でしょうか?
| 圧倒的にボディソープ派の勝利!
マーケティングサービス会社の株式会社ドゥ・ハウスが公開している、「入浴」に関するインターネットアンケートの結果を見てみると…
(出典:株式会社ドゥ・ハウス “自宅での「入浴」に関する調査結果”より)
「ボディソープ(61.4%)」と「石けん(35.4%)」のどちらかを使っている人が95%以上。年齢が上がると「石けん」を使用している人が多く見られますが、全体ではボディソープを使っている人の方が多いとのことです。
手軽に泡立てられ、衛生面で不安の無いボディソープが人気なんですね。確かに、ドラックストアやデパートのコスメフロアをのぞいてみても、圧倒的にボディソープの選択肢の方が多いように思います。
一方、石けんを愛用している人は、昔から固形石鹸に馴染みがあるということや、石けんならではのさっぱりとした洗い上がりを好んでいることが推測されます。
| ボディソープはいつから優勢になったのか!?
先程のアンケートからも読み取れたように、昔は固形石けんが主流でした。
(石けんと聞くと、確かにぱっと固形石鹸が思い浮かびますし、小説や映画などで、石けんをカタカタ鳴らしながら銭湯に行くシーンが出てくると、なぜか懐かしい気持ちになりますよね…)
そんな中、いつ頃からボディソープは広まっていったのでしょうか?
「石鹸」という漢字の由来からボディソープの歴史について、化粧品開発担当の多胡さんに話を聞いてみました!
実験中の多胡さんを捕まえました!
| 「石鹸」の由来
おおもり
「「石鹸」という漢字は、見るからに硬そうですよね…」
多胡
「石けんは、天然の油脂・脂肪酸とアルカリを反応させて作ります。
歴史は古く、紀元前までさかのぼります。動物を丸焼きにするときにしたたり落ちる油が、灰(アルカリ)の上に落ちて、石けんのようなものができたのがはじまりと言われています。
言語としての「石鹸」は、明の李時珍(1518~1593年)によって書かれた医学書『本草綱目(ほんぞうこうもく)』の中で固形の灰汁の名称として、日本に初めて伝わったと言われています。のちに今我々が目にしているような石けんに、固形の灰汁を指していた「石鹸」の字があてられたと言われています。」
おおもり
「なるほど~!固形の灰汁をさし示す「石鹸」が元だったんですね!」
多胡
「ちなみに「鹸」は塩やアルカリなどを指す単語。麺づくりなどにつかわれる、アルカリ塩水溶液であるかん水も「鹸水」の字があてられることがあるようですよ。」
| 硬い石けんから、液体のボディソープが主流になったのはなぜ…?
おおもり
「日本でボディソープが誕生したのはいつ頃なんでしょうか?」
多胡
「日本石鹸洗剤工業会によると、一番古いとされる商品は1972(昭和47)年に牛乳石鹸共進社が発売した『マイホープ・ボディバブルス』だそうです。花王株式会社の『ビオレ』は、1984(昭和59)年に誕生しました。」
(出典:http://jsda.org/w/03_shiki/shintaimemo_03.html)
おおもり
「発売当初から愛用され続けている商品もあるんですね!」
多胡
「1987(昭和62)年頃から、株式会社フタバ化学が、銭湯や旅館のお風呂を中心にボディソープを広げていったのが、ボディソープが大きく広まったきっかけという話は聞いたことがあります。」
おおもり
「銭湯や旅館が、ボディソープが広まったきっかけだったんですね!」
多胡
「やはり多くの人が利用する銭湯や旅館で、その手軽さや衛生面からボディソープが広まったんでしょうね。」
多胡
「ちなみに、わたしたちがよく目にするボディソープやハンドソープには、実はソープ(石けん)が入っていないものが多いんですよ。」
おおもり
「確かにそうですね…!当社もそうですが、石けんを使っているものは、あえて『液体石けん』と表記しているところが多いですよね。」
多胡
「じゃあ、ソープ(石けん)が入っていないボディソープには何が入っているかと言うと、合成界面活性剤が入っています。」
おおもり
「合成界面活性剤は、天然の界面活性剤よりも洗浄力が強く、洗いすぎると必要な皮脂まで取りすぎてしまう傾向もある…と勉強しました。
でも、手早く作れる合成界面活性剤だからこそ、便利なボディソープを多くの人に届けることができたという意味もあるように思います。
石けんとボディソープ、どっちが良い悪いではなく、自分にとってお気に入りを見つけていただけると良いですね。どうもありがとうございました!」
| 石けん派、ボディソープ派、両方のいいとこ取り!
「さっぱりとした洗い上がりが好み」「敏感肌なので、合成の洗浄成分を避けたい」「小さい頃から石けんだから、習慣でずっと使っている」という石けん派。
「使いやすいから」「衛生面でも安心だから」「乾燥が心配で洗い上がりもしっとりしたい」というボディーソープ派。
そんな石けん派・ボディーソープ派の両方をうならせよう…と開発に4年をかけて誕生したのが「SOMALI ボディ用液体石けん」です。
安全な成分にこだわりながら、石けんでしっとりとした洗い上がりを実現。
一般的なボディソープに含まれるラウリル硫酸などは、洗浄力が強い分、本来お肌に必要な皮脂まで奪ってしまいがちですが、これらの洗浄力が強い界面活性剤や旧表示指定成分は使用していません。
特に、特徴的なのがもっちりとした泡。釜焚き法の石けんをベースに2種類の石けんを組み合わせ、さらに、天然の石けんと言われるソープナッツ(ムクロジの仲間)を入れるという、こだわりのレシピによって生み出しました。
泡立てネットやボディタオルで、よく泡立てて
肌を優しく包みこむ、もっちりとした泡。それでいて、石けんならではの洗い上がりは、ぜひ一度体験していただきたい使い心地です。
香りも、天然精油を使用。リラックスタイムにぴったりなひのきとラベンダー、お好きな香りをお選びください。
ちなみに、肌は弱酸性。アルカリ性の石けんで洗うのはNG??と思われがちですが、そんなことはありません。石けんで洗うことによって一時的にはアルカリ性に傾きますが、皮膚本来のちからで徐々に中和し、元の弱酸性に戻っていきます。
冬に向けて、肌の乾燥対策に。お風呂のリラックスタイムに。ぜひ一度、石けんとボディソープのいいとこ取りをお試しください。
〈登場したアイテム〉
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石けんで作ったハンドソープもあります!